畳床(畳の元になる台の部分)、畳表(畳の表面)、縁(ヘリ:畳のふちの布の部分)でできた畳。お客様の生活環境や状況・趣味に応じて、これらの部分を替えて行きます。
例えば、湿気の多いお部屋であれば、畳床を湿気に強いボード床などを使い、また、昔ながらの良質なものがお好みであれば、わら床に国産の高級表を付けて、縁は綿縁などいろいろな組み合せができます。
またこの組み合せによって、価格も変わってきます。 ※一般的なご家庭でしたら、新調でボード床に国産の中級表を付けて、一畳12,000円~15,000円程度の物をお薦めします。
通常の畳のヘリが付く部分を、畳表で包んでいる畳。 最近の「縁無し畳」は、通常の畳表を使用せずに、専用の畳表「目関表」(めぜきおもて)を使用したり、和紙や合成樹脂で作られた畳表で制作します。通常この畳をお部屋に敷く場合、総て半畳(正方形)にして、一枚づつ向きを変え、碁盤の目のように敷き込みます。この場合、6畳のお部屋で12枚の畳が必要になり、一部屋で考えると費用は割高になります。
最近よく使われるのが、和紙の表や合成樹脂の表で色付きの表です。カラーバリエーションもございますので、詳しくはカラー畳の説明部分に各メーカーのリンクを貼っていますので御調べ下さい。
よく耳にする「琉球畳」(りゅうきゅうたたみ)はこの「縁無し畳」中の一つです。(※下記詳細)
「縁無し畳」の一種です。 これは特別な畳表「七島い草で織られた畳表」(青表とも言われます)で作られた縁無し畳のことで、この畳の特徴は強くて太いい草で編まれているので耐久力に優れています。しかし通常の畳表と比べ、色目に少しムラが有ります。価格もかなり高価です。
基本は「い草」の畳表ではなく、合成樹脂や和紙で出来た畳表になります。 写真(東レ・ワイン)の施工例は、表替え時にカラー畳表を使用したものです。 お店などや、HPなどに見られる縁無し畳(琉球畳風)にする場合は、床(畳の台の部分)から替える必要があります。 注※もともとが縁無し畳の場合のみ表替えは可能です。 カラーバリエーションは各メーカー毎に違いますので、下記のリンクで御調べください。 施工例等も掲載されています。
ダイケン(和紙) http://www.tatamilife.com/seihin/tatamiomote.html
セキスイ(合成樹脂) http://www.sekisuimigusa.jp/products/tatami_omote.html
東レ(合成樹脂) http://www.shikiraku.com/product/care/index.html
価格についてですが、各メーカーとも同じような価格帯になっていますが、選ばれるカラーにより少し異なります。 写真の施工例の場合ですと、東レ(敷楽)のワインでの表替え 一帖単価 11,000円×6帖 71,280円(税込) です。 お見積りは無料ですので、お気軽にご連絡ください。
板の間のお部屋などに、一畳や半畳だけ置いて使う畳。 飾り物などを置く場合によく使われます。これは、畳を床の上に置いてしまうため、畳を横から見て縫い目の見えないように加工する必要があります。そのため、縁などの材料や畳の加工の仕方が変わるので、価格が通常のものより少し割高になります。
他に人形や花瓶、お酒の瓶などを飾る時に敷くための、厚さ5~10mm程度の小さな飾り台などもあります。
最近の畳は建物に合せていろいろな厚みのものがございます。 用途に合せて注文されると良いのですが、あまり薄いものになると耐久力がかなり下がります。厚さ10mmぐらいのものまで製作できますが25mm以上のものをお薦めします。
これらの薄畳は板の間の上に2~3枚程度敷き、使用する時に用いられます。この畳でわら床はありません。価格も通常のものと変わりませんが、あまり薄いものになると、特殊な材料を使いますので少し割高になることがあります。
●縁(ヘリ:畳のふちの部分)について 基本的にどれを選んでいただいても料金は変わりません。 写真は当店で扱っている主だった縁です。これ以外にもご用意しておりますので、ご希望がございましたらお申しつけください。なるべくご希望に沿った縁の見本を持ってお伺いします。 (但し、紋縁や一部特殊な縁は別途料金がかかります。) ※縁の料金は表替え・床からの新調のどちらの価格にも入っています。
●選び方のアドバイス どんなものを選んでいただいても結構ですが、特徴としては、無地の綿の縁は落ちついた感じの高級感があり、柄物の縁は摩擦に強く長持ちします。 畳のお部屋は縁の柄・色によって雰囲気が変わります。経験上、なるべくお部屋全体の色や雰囲気に合せる方が良いと思います。
Copyright(C) 2007 大阪市此花区 山田畳店.All rights reserved.